愛知今伊勢道院では、
一宮市で子どもから社会人まで
多くの拳士が少林寺拳法の修練に励んでいます。

その日の修練を通して指導者として感じたことを、子どもの成長や武道教育の視点から、
短いメッセージでお届けします。
 

上手な拳士も、最初からできたわけではありません。
技がうまく決まらない。思うように身体が動かない。大会で悔しい思いをする。
誰もが、そんな経験を重ねています。
それでも成長する人は、「できなかった」で終わりません。「まだできるようになる途中」と考え、もう一度挑戦します。失敗を次へのヒントに変える。その積み重ねが、少しずつ自分を成長させていきます。
子どもの頃に身につけてほしいのは、失敗しないことではなく、失敗から学び、もう一度挑戦する力です。
今日の一歩が、未来の自分をつくっていくのです。

東海大会では、それぞれが素晴らしい演武を披露してくれました。
結果は、出場者全員がメダルを獲得。そして4名が全国大会への出場を決めました。
何度も繰り返した練習。思うようにいかず悔しい思いをした日。仲間と励まし合いながら積み重ねてきた努力が、この結果につながったのだと思います。
また、運営スタッフとして大会を支えてくれた拳士たちもいました。支える立場として力を尽くしてくれたことに感謝しています。
競技の場で力を発揮することも素晴らしい。誰かのために力を尽くし、大会を支えることも同じように素晴らしいことです。出場した拳士たちも、大会を支えてくれた拳士たちも、本当にお疲れさまでした。
みんなの成長が感じられる、素晴らしい一日となりました。

今週末はいよいよ東海大会。
何度も繰り返した基本練習。うまくいかずに悔しい思いをした日。仲間と演武を合わせながら試行錯誤した時間。できなかったことが、少しずつできるようになった日々。その一つひとつが、この日のための積み重ねです。そして、その成果を発揮する舞台がもうすぐやってきます。
緊張しても大丈夫。ワクワクする気持ちも、不安な気持ちも、そのままで。さあ、思い切り楽しんできましょう!
大会当日が、みんなにとって思い出に残る一日になりますように。

子どもも、大人であっても、「どうせできないし…」と、挑戦する前に諦めてしまうことがあります。
でも、それは能力が足りないのではなく、まだやり方を知らないだけかもしれません。ほんの少し、挑戦する勇気が足りないだけ。そんなことがほとんどです。
最初から完璧にできる人はいません。
「まだやっていないだけ」の中には、たくさんの可能性が眠っています。だからこそ道場では、「やってみよう」と思える環境と、小さな「できた!」の積み重ねを大切にしています。
最初の一歩は誰だって緊張するもの。でも、その一歩が未来の自分を変えていきます。
まずは小さな一歩から、一緒に始めてみませんか!

少林寺拳法の自由組演武は、とても格好よく華やかに見えます。しかし実際は、時間や技の種類など、細かなルールの中で行われています。
一見、不自由に思える「制約」。でも、その枠があるからこそ、「この条件の中でどう表現するか」を考え、工夫やオリジナリティが生まれていきます。
仲間と試行錯誤しながら成長していくことも、演武の大きな魅力です。限られた中で考え、協力して乗り越える経験を、自分の可能性を広げるチャンスに変えていきたいですね。
積み重ねた挑戦が、やがて「自分らしさ」や「本当の強さ」につながっていく。制約を味方につけて、もっと自由に、もっと面白く。
そんな学びが、少林寺拳法にはあります。

6月の大会に向けて、自分に足りないところを見つめ直し、稽古のたびに意識して取り組んでいる拳士がいます。
一つひとつ課題と向き合いながら、少しずつ動きが変わっていく。毎回の稽古で成長が見られ、その積み重ねが力になっています。
誰かよりできるか、上手いか―。大切なのは、他人との背比べではありません。 昨日の自分より、今日の自分が少しでも成長しているか。
結果だけではなく、この成長していく過程こそが、子どもたちにとって何より大きな財産になります。
今日も一歩前へ!

今日は「突き」を繰り返し稽古しました。
白帯の拳士は、一つ一つの動きを思い出しながら真剣な表情で。色帯の拳士は、姿勢や力の使い方を意識しながら、何度も動きを確認していました。
同じ「突く」という動作でも、白帯と色帯では求められるものが違います。
まずは動きを覚えること。そして次は、より強く、より綺麗に、より正確に。繰り返し稽古を重ねながら、技は少しずつ深まっていきます。
同じ技でも、積み重ねた分だけ成長が見えてくる。
そんな稽古の時間でした。

今日は、白帯4名が昇級審査に臨みました。
道場に入る時は、少し緊張した表情。それでも審査が始まると、大きな気合いとともに、力いっぱい動く拳士たち。教わったことを思い出しながら、一つひとつの動きを真剣に行っていました。
「うまくできるかな…」そんな不安を抱えながらも、最後まで一生懸命やり切る姿からは、日々の積み重ねと成長がしっかり伝わってきました。
継続は、大きな力になります。コツコツ続けることの大切さを、あらためて感じる一日でした。