愛知今伊勢道院では、
一宮市で子どもから社会人まで
多くの拳士が少林寺拳法の修練に励んでいます。

その日の修練を通して指導者として感じたことを、子どもの成長や武道教育の視点から、
短いメッセージでお届けします。
 

今日も体温を超えるような暑さでした。道場では、エアコンと扇風機をフル稼働し、水分補給や休憩を取りながら、熱中症に十分気をつけて稽古を行っています。
この暑さでは、つい家の中で過ごす時間が増えてしまいます。でも、暑い夏を元気に乗り切るためには、無理のない範囲で体を動かす習慣がとても大切です。
仲間と一緒に汗を流し、心も体もリフレッシュする。この夏も健康第一で、少林寺拳法を楽しみながら乗り切っていきましょう!

相手のためを思って、時には厳しい言葉を掛けることもあります。でも、その言葉が相手の心に届くのは、普段から向き合い、「あなたを見ているよ」という想いが伝わる信頼関係があるからです。
一方で、理不尽なことや間違っていることに出会った時には、勇気を出して声を上げなければならない場面もあります。
相手に寄り添う優しさ。正しいことを貫く勇気。
少林寺拳法では、そのどちらも大切に育んでいきます。

「想像力」と聞くと、絵を描いたり物語を考えたりする力を思い浮かべるかもしれません。でも、本当に大切なのは、もっと広い意味での想像力です。
技がうまく決まる姿を心に描く力。未来の自分を思い描き、目標に向かって努力する力。そして、相手の立場や気持ちを想像し、思いやる力。この3つの力が、人を大きく成長させてくれます。
少林寺拳法では、技だけでなく考える力や思いやる心も大切にしています。「どうすればもっと良くなるだろう。」相手は今、何を感じているだろう。」そんな小さな想像の積み重ねが、自分を磨き、人とのつながりを育てていきます。

先輩拳士が後輩に声を掛け、技のコツを丁寧に伝えていました。
教えることで自分の理解も深まる。相手の成長を願う気持ちは、自分自身の成長にもつながっていきます。少林寺拳法は技を磨くだけでなく、人として成長するための修練でもあります。
自分を磨き人を思いやる。感謝の気持ちを忘れず、仲間と支え合いながら、自分だけでなく、周りの人の幸せのためにも力を尽くす。その積み重ねが、自分の幸せと周りの人の幸せへとつながっていく。
私たちは、そんな人づくりを目指しています。

夕方になっても35℃を超える暑さが続く中、今日も拳士たちは元気に道場へ集まりました。
子どもも大人も、一人ひとりが自分と向き合い、一生懸命に身体を動かし、心を整える。そして稽古を終える頃には、みんな笑顔です。
年齢も、レベルも、体格も、それぞれ違います。それでも、「もっと上手くなりたい」「できるようになりたい」と本気で取り組む気持ちは、みんな同じです。室内の温度管理や水分補給、休憩をしっかり取りながら、熱中症に気をつけ、この夏も暑さに負けない身体と心をつくっていきましょう。

「やる気が出たら始めよう」そう思っていると、なかなか最初の一歩が踏み出せません。
実は、人の脳は「やる気があるから動く」のではなく、「動くからやる気が出る」仕組みになっています。だから何でもいいので、まずは動いてみる。
身体を動かし心拍数が少し上がると、不思議と気持ちも前向きになっていきます。
少林寺拳法でも稽古の始まりは基本稽古から。身体を動かしているうちに、自然と心も集中し、「よし、やろう」という気持ちが湧いてきます。やる気は待つものではありません。行動することで生まれるものなのです。

好きなことをやってもいいけれど、自分が失敗したときのことをちゃんと考える。それが何より大事です。それが叶わなかったときの覚悟も、ちゃんと持っておかなければいけません。
でも――。夢が叶うか分からない不安があっても、失敗すらも覚悟の上で、自分の好きなことを突き詰める人生の方が、絶対に楽しい。
自分の幸せは、他人が決めるものではありません。 誰かに言われたレールの上を歩いても、ちっともおもしろくない。
自分が「楽しい」と心から思えること。それこそが、本当の幸せだからです。

基本をおろそかにして大きな技だけを求めても、本物の力は身につきません。
大きな夢や目標も、今日の積み重ねの先にあります。目の前の稽古、挨拶、準備、片付け。
今できることに全力で取り組めるからこそ、大きな目標にも挑戦できる心が育ちます。
一つひとつに全力で向き合う。その積み重ねが、確かな力になります。
人に言われて嫌々やるのではなく、自分で「やってみよう」と決めて取り組む。だからこそ、本当の力が育ち、成長も実感できます。
今できることに全力を尽くす。その一歩が、未来の自分をつくります。